ついつい時間がたつのを忘れて熱中してしまうゲーム。しかし、時間に節度を設けないなら体にも生活にも悪影響をおよぼしかねません。今回はゲームを楽しむためにできることについて見ていきましょう。

ゲームと視力

テレビゲームでは、モニター画面を通じて情報が提供されますが、それを長時間、近距離から見た場合、眼精疲労や視力の低下など、眼に強い悪影響を受けると懸念しています。それは、子どもだけではなく、大人でも、短時間でも、近視や眼精疲労を生じさせ、接触が長期間になると視力の低下を招く危険を指摘しています。

知的能力と学力

テレビゲームは映像メディアであることから、人間の知的能力ないし認知能力に与える可能性が指摘されています。
 また、子どもの日常的なテレビゲーム使用によって、勉強や読書などの考える能力を身につける時間が減り、その結果、学力に悪影響が出るのではないかという懸念が出されています。とくに最近では、テレビゲームで遊んでいると、大脳の前頭前野の活動が低下し、その状況が続くと前頭前野が活動しない人間になってしまうという問題があります。

社会的不適応

テレビゲームに没頭していると、実際の人間関係の中で身に付けられる能力が養われず、不登校などの社会的不適応の状態になることが懸念されています。

いろんな側面からゲームを長い時間することは、ゲーム中毒や、いろいろな悪影響を招くため、時間に制限を設けることは大切です。

特に、子どもをもつ親の皆さんが子どもたちにゲームの管理をさせるのではなく、親が責任を持ってゲームに充てる時間を見届ける必要があります。